Drowse【Wane Into It】新品レコード
Drowse【Wane Into It】新品レコード
面白いレコードが入荷しました。
実験音楽、アンビエント、環境系、スロウコア、シューゲイザー、インディーが混ざり合ってとても穏やかな音が詰まっている素敵なアルバムです。
Drowse「Wane Into It」
Drowseはソロプロジェクトでありカイルベイツ(Kyle Bates)がやっている音楽です。
オレゴン州ポートランドを拠点に、自宅でコツコツと録音を重ねて、2022年に仕上げたアルバムがこの「Wane Into It」です。
通算4作目。
寝室や道路、森などでもフィールドレコーディングをやっているようです。
「記憶の抽象化」や「喪失」「孤独」「記憶の風化」さらには「向精神薬」と内省的な歌詞を淡々と歌っています。
地味で静かながらも揺さぶってくる素晴らしい芸術アルバムに仕上がっています。
風の音、路面電車の騒鼺、森の水の流れを音に変換する手法は、GrouperやMount Eerieに通じる感性を持ちながらも、Kyle Bates独自の内向きな感性が静かに爆発しています。
聴くことで、自分の内側にある言葉にならない感情や記憶の欠片にそっと気づかされるような一枚です。
そしてこの方、色々調べたら日本にも来ています。
ライブではなくアーティスト・イン・レジデンス(AIR)で日本の福島に滞在していたようです。
アーティスト・イン・レジデンス(AIR)というのは世界規模で芸術家が作品に没頭できるような制作活動支援プログラムです。
その土地の文化や風習を学び新しい作品を生み出すとか芸術家どうしの交流を目的としてます。
1960年あたりから一気に世界に広がったプログラムで日本も勿論何箇所もそういう場所があります。
このKyle Batesさんは福島に来て色々インスピレーションを受けたようです。
山河、季節、人々の暮らし——そうした日本の風景が彼の音楽のどこかに滲んでいるかもしれないと思うと、このアルバムの聴き方がまた少し変わってくるかもしれません。
何かをじっくり考えたい時にぴったりなアルバムかと思います。
いやあ、これは素晴らしいです。
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