【KALMYKIAN ARCHAIC AND SOVIET FOLK】中古レコード
【KALMYKIAN ARCHAIC AND SOVIET FOLK】中古レコード
フィールドレコーディングで素晴らしいのが入りました。
「KALMYKIAN ARCHAIC AND SOVIET FOLK」
2019年に出た音源です。
内容がまた悲しくも濃い内容になっています。
カルムイク共和国の伝統民謡、仏教の宗教歌、ソビエト時代のフォーク等非常に濃い音楽が詰まっています。
調べてみたんですが何だか、、。
カルムイク人はロシア連邦のヨーロッパ側、カスピ海北西岸に位置する、主にチベット仏教を信仰するモンゴル系民族なんです。
1943〜1944年にかけてスターリン体制下のソビエト政府によってシベリアへ強制送環された、彼らの過酷な歴史や記憶を歌った歌などが収録されています。
民族の半数が死亡したとも言われるこの悲劇は、歌の中に今も生きています。
ジャケットに写っている2人、 タチアナ・ドミトリエヴァ(Tatiana Dordzhieva)さん& マリア・ベルツィコワ(Maria Beltsykova) さんが歌っています。
この生々しい肉声で歌い上げた実況録音(フィールドレコーディング)音源はまさに魂の歌と演奏が入っています。
他にも、 大草原での暮らし、馬、英雄の伝承、あるいはチベット仏教の信仰に基づいた宗教的な響きを持つ楽曲、 共産主義体制下のプロパガンダ的な歌や労働歌、あるいはロシア民謡の影響を受けた独特な歌など。
2人のおばあちゃんが歌うのは魂の歌でありますね。
民族音楽の研究者や、世界のニッチな音源を掘り起こす音楽コレクターにとっては非常に価値の高い1枚かと思います。
ベルギーの実験音楽・民族音楽の名門レーベル「Sub Rosa」(1984年設立)と、ロシア・コーカサス地方のフィールドレコーディング専門レーベル「Ored Recordings」が共同でのリリース。
再発には権利がややこしい事になりそうなのでお早めにどうぞ。
素晴らしいフィールドレコーディングです!
実験音楽ファンの方やモンド系の音盤ファンにもオススメです。
「民族音楽なんて自分には関係ない」と思っている人にこそ聴いてほしい。
スターリンに歴史を奈われた2人のおばあちゃんの声は、どんなジャンルの境界線も越えて、直接胸に刺さってきます。
音楽が歴史の証人になるという事実を、この一枚は教えてくれます。
【注意!このレコードは中古レコードです。盤はホコリが少して傷はありません。病的に神経質な方はご遠慮ください】
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